臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 高尿酸血症について正しいのはどれか(24回) ヒスタミンと関連がある 尿管結石の原因となる 痛風発作の初発部位は手の指節間関節である 自己免疫疾患である 前の問題 次の問題 解答:2 1.ヒスタミンと関連がある 2.尿管結石の原因となる 3.痛風発作の初発部位は手の指節間関節である 4.自己免疫疾患である 解説: 高尿酸血症は、尿酸の産生が増加することによる産生過剰型と、腎臓や腸管からの尿酸の排泄が減少していることによる排泄低下型に分類される。 高尿酸血症の状態が長く続くと、尿酸は結晶になって関節に沈着し、急性関節炎(痛風)を引き起こす。 最も頻発する初発部位は、3:母趾MP関節である。 痛風発作は、肥満細胞や好塩基球からの脱顆粒 (1:ヒスタミン)による血管透過性の亢進との関係はあるが、高尿酸血症自体は、直接的には1:ヒスタミンとの関係はない。 高尿酸血症は代謝性疾患であり、関節リウマチなどの4:自己免疫疾患の範疇には属さない。 高尿酸血症が持続すると、尿酸をはじめとする尿中の難溶性物質が尿路に析出し、2:結石を形成する場合がある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test