解説:
1:腸閉塞は、食べ物や消化液の流れが小腸や大腸で滞った状態、すなわち内容物が腸に詰まった状態をいう。腸閉塞の種類によっては、頻脈、発熱、脱水、尿量の減少などもみられる。
2:大腸ポリープは大腸にできる隆起性の病変をいい、炎症性、過誤種腫性、腫瘍性などがあり、多くは腫瘍性である。自覚症状はほとんどないが、大きくなると発生部位により、血便が生じたり、便潜血検査が陽性となる。
4:胃下垂は、胃が正常な位置よりも下に垂れ下がった状態をいう。胃アトニーを併発することが多い。症状は腹部膨満感、食後の下腹部の膨隆、食後のむかつき、食欲不振などが挙げられる。
1:食道憩室は、粘膜が食道筋層を貫いて外に嚢状に突出したものである。ほとんどは無症状であるが、ツェンカー憩室では、嚥下障害や逆流を引き起こすこともある。