解説:
ワレー圧痛点は、罹患神経に沿って出現する圧痛点のことをいう。したがって、下肢後面の坐骨神経の走行に一致して出現する圧痛点を考慮するべきである。
1:梁丘は、足陽明胃経の経穴で、膝蓋骨の上方にあり、大腿神経支配であることから、誤りである。
2:通里は、手少陰心経の経穴で、尺骨神経支配であることから誤り。
3:不容は、足陽明胃経の経穴で、巨闕の外方2寸で第8肋軟骨付着部にあり肋間神経支配であることから誤り。
4:殷門は、足太陽膀胱経の経穴で、大腿後面中央の坐骨神経走行上に位置しており、これが正しい。