解説:
「3:大動脈弁狭窄症」では、重症になると失神、狭心痛(胸痛)、呼吸困難が生じる。
その他の選択肢は以下の通り。
- 「1:僧帽弁狭窄症」では、労作性呼吸困難、動悸、喀血、血疾、嗄声などがみられ、進行すると、夜間発作性呼吸困難、起坐呼吸などが生じる。
- 「2:僧帽弁閉鎖不全症」では、易疲労性、労作性呼吸困難、動悸などが出現する。
- 「4:大動脈弁閉鎖不全症」では、大動脈から左室への逆流が起こるものであり、収縮期血圧の上昇、拡張期血圧の低下、脈圧の増大がみられる。拡張期血圧は上昇ではない。
ただし、1・2・4疾患も、重症例では心拍出漁の低下により意識障害をきたすことがある。