解説:
1:生体は、環境温の変化を皮膚や脳内の温度受容器で感受し脳へ伝え、体温調節中枢の働きによって体熱の産生と放散を調節して、体温を一定に保っている。
2:血圧調節反射による。血圧が上昇すると頚動脈、大動脈の受容体が刺激され興奮を延髄の心臓調節中枢に伝え、迷走神経を介して血圧を下げるように働く。
3:内臓一体性反射による関連痛の投射部位。内臓疾患の場合に、内臓の求心神経の興奮が一定の皮膚に投射されて感じられる。
4:体性一内臓反射による。一定の体壁を刺激すると、その興奮は脊髄後根に伝えられ、脊髄の同じ高さの支配を受ける内臓に運動性・知覚性・分泌性・代謝性および血管運動性の反射作用が現れる。