衛生学・公衆衛生学(全155問) 消毒剤について正しいのはどれか(24回) エタノールは濃度99%で最も殺菌力が強い 塩素系消毒剤はヨウ素系消毒剤より殺菌力が強い アルデヒド系消毒剤は菌体蛋白質の凝固作用を起こす 重金属消毒剤は人体に対する毒性がない 前の問題 次の問題 解答:3 1.エタノールは濃度99%で最も殺菌力が強い 2.塩素系消毒剤はヨウ素系消毒剤より殺菌力が強い 3.アルデヒド系消毒剤は菌体蛋白質の凝固作用を起こす 4.重金属消毒剤は人体に対する毒性がない 解説: 1:消毒におけるエタノールの使用濃度は60~90%で、76.9~81.4%(消毒用エタノール濃度)が一般細菌に対して最も効果が高い。 2:塩素系消毒薬もヨウ素系消毒薬も、中水準消毒薬に属する。 3:アルデヒド系消毒薬はすべての微生物に有効な高水準消毒薬で、核酸やタンパク質のNH基、OH基、SH基、COOH基をアルキル化し不可逆的な変化をもたらす。 4:重金属を含む消毒剤は、人体・環境への影響により近年ではほとんど使われていない。一般用医薬品として少量の水銀を含む日本薬局方マーキュロクロム液(メルブロミン)が市販されているが、外用薬として用いる場合は、毒性は小さく安全とされている。 関連記事は以下になる。 主な消費薬の種類と用途主な消費薬の種類と用途主な消費薬の種類と用途は以下の通り。系統消毒薬(商品名)用途アルデヒド系ホルマリングルタラールフタラール最も強い消毒剤である。すべての微生 ...2021/05/252019/05/26 前の問題 次の問題 基礎科目 - 衛生学・公衆衛生学 test