解説:
近海魚介類による食中毒としては、2:腸炎ビブリオが多い。主な食中毒の病原体は以下の通り。
貝類では、ノロウイルスによる食中毒が多い。
型
|
病原体
|
潜伏期間
|
メモ
|
感染型
|
サルモネラ属の菌
|
10~72時間
|
肉食の汚染
|
腸炎ブビリオ
|
8~24時間
|
好塩菌
|
病原性大腸菌
|
10~14時間
|
5型あり、その1つに腸管出血性大腸菌がある(3種感染症)
|
カンビロパクター
|
8~24時間
|
肉食の汚染
|
ノルウィルス
|
10~48時間
|
院内感染、老人施設
|
ウエルシュ菌
|
6~24時間
|
芽胞形成
|
毒素型
|
セレウス菌
|
下痢型:8~16時間
嘔吐型:1~5時間
|
エンテロトキシン(耐熱性)、芽胞形成
|
ブドウ球菌
|
2~3時間
|
エンテロトキシン(耐熱性)
|
ボツリヌス菌
|
2~40時間
|
神経毒(易熱性)、嫌気性、芽胞形成
|