３類感染症はどれか(１５回)

感染症類型

感染名

主な対応

新感染症

人から人へ伝染する疾患で既知の感染症と症状等が明らかに異なり、伝染力及び重篤度から判断した危険性が極めて高い感染症

個別に応急対応、政令指定後は一類感染症に準じた対応

一類感染症

エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘瘡、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱

全例直ちに届け出（最寄りの保健所長を通じ都道府県知事に)、原則入院

二類感染症

急性灰白髄炎、結核、ジフテリア、重症急性呼吸器感染症（病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る）

全例届け出（直ちに)、状況に応じて入院

三類感染症

コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス

全例届け出（直ちに)、特定業務への就業制限

四類感染症

E型肝炎、A型肝炎、黄熱、Q熱、狂犬病、炭痕、鳥インフルエンザ、ボツリヌス症、マラリア、野兎病、ウエストナイル熱、エキノコックス症、オウム病、オムスク出血熱、回帰熱、キャサヌル森林病、コクシジオイデス症、サル痘、腎症候性出血熱、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、つつが虫病、デング熱、東部ウマ脳炎、ニパウイルス感染症、日本紅斑熱、日本脳炎、ハンタウイルス肺症候群、Bウイルス熱、鼻疽、プルセラ病、ベネズエラウマ脳炎、ヘンドラウイルス感染症、発疹チフス、ライム病、リッサウイルス感染症、リフトバレー熱、

類鼻疽、レジオネラ症、レプトスピラ症、ロッキー山紅斑熱

全例届け出(直ちに)、動物の措置を含む消毒等の対物処置

五類感染症

ウイルス性肝炎(E型肝炎およびA型肝炎を除く）、クリプトスポリジウム症、後天性免疫不全症候群、梅毒、アメーバ赤痢、急性脳炎（ウエストナイル脳炎、西部ウマ脳炎、ダニ媒介脳炎、東部ウマ脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎およびリフトバレー熱を除く）､クロイツフェルト･ヤコブ病、激症型溶血性レンサ球菌感染症、ジアルジア症、髄膜炎菌性髄膜炎､先天性風疹症候群、破傷風、

バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症、バンコマイシン耐性腸球菌感染症

全例届け出（7日以内)、発生状況の収集・分析・公開

インフルエンザ(鳥インフルエンザを除く)､性器クラミジア感染症、麻疹、メチシリン酎性黄色ブドウ球菌感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、急性出血性結膜炎、クラミジア肺炎(オウム病を除く）、細菌性髄膜炎、水痘、性器へルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、百日咳、風疹、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症、ヘルパンギーナ、マイコプラズマ肺炎､無菌性髄膜炎、薬剤耐性緑膿菌感染症、流行性角結膜炎、流行性耳下腺炎、淋菌感染症

定点医療機関が届け出、発生状況の収集・分析・公開

指定感染症

既知の感染症の中で、一～三種に準じた対応の必要が生じた感染症（法令指定、１年限定）

一～三類に準じた対応（別途政令で規定）

インフルエンザ（H5N1）;2006年6月12日指定

ほぼ三類感染症に準じた対応