解説:
卵巣は子宮の両側で骨盤側壁の卵巣窩に位置している。
ほぼ母指大の扁平楕円形で、全体を腹膜で覆われ、卵巣間膜で子宮の両側にある子宮広間膜後面に付く。
卵巣は実質臓器であり、断面をみると表面は胚芽と白膜で覆われ、実質は皮質と髄質に分けられる。
髄質には血管網などの組織が発達し、皮質には種々の発達段階の卵胞が存在する。
特に大きな胞液をもつ成熟卵胞(グラーフ卵胞)は、胞壁を構成する細胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)と呼ばれる女性ホルモンを分泌する。
中空性臓器と実質性臓器の違い:
中空性臓器と実質性臓器の違いは「空洞(内腔)」があるかどうか。
中空性臓器…袋状、もしくは管状の臓器で、食道・胃・小腸・大腸などの消化管や、膀胱などがこれにあたる。
実質性臓器…内部に固有の形態・機能を有する臓器、ひいては内部にも組織が充実している臓器をいいます。肝臓・腎臓・膵臓などがこれにあたる
~ヤフー知恵袋より~