臨床医学各論(全470問) デュシェンヌ型筋ジストロフィー症について正しいのはどれか(18回) 性染色体劣性遺伝形式である 生下時から筋緊張の異常低下がある 遠位筋から萎縮が始まる 血清生化学検査ではCK値が低下する 前の問題 次の問題 解答:1 1.性染色体劣性遺伝形式である 2.生下時から筋緊張の異常低下がある 3.遠位筋から萎縮が始まる 4.血清生化学検査ではCK値が低下する 解説: デュシェンヌ型筋ジストロフィーは、遺伝性疾患であり、1:性染色体劣性遺伝形式である。 2:生下時から筋緊張の異常低下はない。 3:下肢帯筋、特に殿筋、次いで肩甲帯筋の筋萎縮と筋力低下から始まって次第に全身に及ぶ。したがって、遠位筋でなく近位筋から萎縮が始まる。 4:血清生化学検査では、筋原性酵素のCK値(クレアチンキナーゼ値)が低下することはない。CK値は心筋梗塞や多発性筋炎で上昇する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test