臨床医学各論(全470問) 硬膜外麻酔について正しいのはどれか(25回) 分節麻酔を行える 頸部には用いない 効果発現は脊髄麻酔よりも早い 局所麻酔薬をくも膜下腔に注入する 前の問題 次の問題 解答:1 1.分節麻酔を行える 2.頸部には用いない 3.効果発現は脊髄麻酔よりも早い 4.局所麻酔薬をくも膜下腔に注入する 解説: 硬膜外麻酔は手術中の痛みを除去し、術後の痛みを緩和させるために行う。 脊髄を包んでいる硬膜の外側(硬膜外腔)にカテーテルを留置し、そこから局所麻酔薬を注入する。 脊髄〈も膜下麻酔(脊椎麻酔)は、4:くも膜下腔に局所麻酔薬を注入し、麻酔薬が直接脊髄に作用するので、効果発現が硬膜外麻酔よりも早く、強力である。 また、脊椎麻酔では、麻酔薬が脊髄液中を拡散するので、一定の分節のみに麻酔を固定するのは難しいが、硬膜外麻酔は穿刺部位と麻酔薬の量を調節することにより、1:分節麻酔を行うことができ、2:頚部に行うことも可能である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test