臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 疾患と病態との組合せで正しいのはどれか(15回) 下垂体性尿崩症一高張尿 甲状腺機能亢進症―高コレステロール血症 副甲状腺機能低下症―高カルシウム血症 アジソン病―高カリウム血症 前の問題 次の問題 解答:4 1.下垂体性尿崩症一高張尿 2.甲状腺機能亢進症―高コレステロール血症 3.副甲状腺機能低下症―高カルシウム血症 4.アジソン病―高カリウム血症 解説: 1:高張尿とは浸透圧が高い尿のことであるが、下垂体性尿崩症では尿壁が増加し、尿比重低下が起こり、低張尿となる。 2:高コレステロール血症は、膵炎、糖尿病、動脈硬化症、ネフローゼ症候群などでみられるが、甲状腺機能亢進症ではみられない 。3:副甲状腺機能低下症では血中カルシウムは低下する。高カルシウム血症は、副甲状腺機能亢進症で起こる。 4:副腎皮質から分泌されるアルドステロンは、腎の遠位尿細管でのナトリウムの再吸収とカリウムイオン、水素イオンの排泄を促進するので、アジソン病で副腎の機能が低下してアルドステロンが欠乏すると低ナトリウム血症および高カリウム血症をきたす。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test