あん摩マッサージ指圧理論(全224問) 古法按摩における腹診で、鳩尾穴に限局した不動性の硬結がみられるのはどれか(20回) 血塊の腹 苦労の腹 虚人の腹 難治の腹 前の問題 次の問題 解答:4 1.血塊の腹 2.苦労の腹 3.虚人の腹 4.難治の腹 解説: 按腹による腹証は、7つの診査法を示している。設問の他に食痞の腹・積聚の腹・脚気の腹がある。 1::下腹に大きな塊を触知する場合、婦人では血塊、男子では仙気の病証である。 2:心窩部にみる硬結は、心労や不食、気うつして不眠をみる病証である。 3:動気があり腹全体に力がなく、皮膚がざらつくものは虚の病証である。 4:鳩尾付近に限局した不動性の硬結がみられる病証である。なお、食痞の腹とは、左季肋部付近に宿食による硬結がある病証。背部第7・第9胸椎付近にも「こり」が出て、悪心や疼痛がある。積聚の腹とは、中院付近にむくみと左腹に積氣による動悸があり、ひきつる病証。なお、臍下が他人の肌のようにしびれるのは脚気の腹である。 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - あん摩マッサージ指圧理論 test