解説:
「1:アシュネル反射」は、眼心臓反射とも呼ばれる。眼球を圧迫すると三叉神経第1枝を介して延髄の副交感神経が刺激され、迷走神経を介して徐脈が生じる反射。
「2:ツェルマーク反射」は、頚動脈洞反射とも呼ばれる。頚動脈洞の圧刺激により舌咽神経を介して延髄の副交感神経が刺激され、迷走神経を介して徐脈が生じる反射。
「3:眼輪筋反射」は、瞬日反射とも呼ばれる。眼に対する急激な刺激(圧・光・物体の接近など)により、三叉神経第1枝・第2枝を求心路、顔面神経を遠心路とする反射で眼を閉じる反射。
「4:輻輳反射」は、近づく物体を注視すると、両眼の内直筋が収縮し寄り目となる(輻輳する)。内直筋の刺激は、三叉神経を介して動眼神経輻輳核に伝わり、縮臓を起こす反射。