東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 温度が高くなると症状が増悪する痺証はどれか(13回) 行痺 痛痺 着痺 熱痺 前の問題 次の問題 解答:3 1.行痺 2.痛痺 3.着痺 4.熱痺 解説: 痹証(本来は「痹」を使う)に関する設問である。 痹証は風邪、寒邪、湿邪の3つの邪が複合して人体を障害したものである。 風邪が強い場合は症状が移動性で行痹という。 寒邪が強い場合は痛みが強く、痛痹という。 湿邪が強い場合は重濁性で、重だるさが中心となり着痹という。 また、それぞれの痹証から熱に転化した場合を熱痹という。 設問では、湿度が高くなると増悪することから、湿邪の関与を問うものである。したがって、3:着痹が答えである。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test