東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 次の文で示す患者の病証に対する刺法として適切なのはどれか(17回) 「45歳の女性。冷感が足先から膝や腰まで上がり、下痢しやすい。」 陰刺 浮刺 報刺 輪刺 前の問題 次の問題 解答:1 1.陰刺 2.浮刺 3.報刺 4.輪刺 解説: 「1:陰刺」は、寒厭(足先から膝や腰まで上がり下痢をする)に対する十二刺の1つで、左右の内果の後(太谿)に同時に刺入する方法で、これが答えである。 「2:浮刺」は、肌肉が引きつって冷える場合に、病変部の傍らに斜めに刺しこれを浮かすようにする、十二刺の1つである。 「3:報刺」は、動いて一定しない痛みに対して、痛むところを順次刺し、十二刺の一つである。 「4:輪刺」は、五刺の1つで、真っ直ぐに深く刺して骨に至らせて抜鍼するもので、骨痹(腎に応じる)に対応する。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test