解説:
1:ノルアドレナリンは交感神経節後線維から放出される神経伝達物質である。
2:アセチルコリンは交感神経節前線維末端、副交感神経節前・節後線維末端から放出される神経伝達物質である。
3:セロトニンは脳に多く、その受容体もGタンパク質関連型である。アデニル酸シクラーゼを介してcAMPを増加させ、Kチャネルをリン酸化して閉鎖しニューロンを脱分極させる作用を持つ。
4:アドレナリンは副腎髄質から血液中に分泌されるホルモンの一種で、α受容体とβ受容体がある。前者は全身の血管収縮や胃腸管の括約筋収縮などに関与する。後者は心拍数増加、心収縮力増大、脂肪分解促進、骨格筋の血管拡張、気管支拡張、胃腸管の平滑筋弛緩などに関与する。