次の文で示す患者の経脈病証に対して原穴に施術する際に正しいのはどれか（２７回）

解説：

「霊枢」の経脈篇によれば、足太陰の経脈病証は、是動病では舌が強ばり、食べると吐き、胃脘部痛、腹脹があり、瞹気(げっぷと同義)し、排便・失気すると調子がよくなり、身体が重い。

また所生病では舌の痛み、身体を動かせず、食滞、心煩、心下急痛、泄瀉(せっしゃ⇒下痢と同義)、尿閉、黄疸、下肢内側の腫れ、足第1指の症状などがある｡

以上は本設問の症状と一致する。足太陰脾経の原穴は太白であるので、正答は4である。