東洋医学臨床論(全570問) COPDの患者で、呼吸補助筋である小胸筋に過緊張がみられる場合の局所治療穴として最も適切なのはどれか(27回) 肺兪 期門 日月 中府 前の問題 次の問題 解答:4 1.肺兪 2.期門 3.日月 4.中府 解説: COPDでは、肺の過膨脹から主呼吸筋である横隔膜が低位化し、換気効率が低下する。 その結果、胸鎖乳突筋、斜角筋、上位肋間筋、背筋群などの呼吸補助筋によって浅く速い呼吸を行うことになり、筋の過緊張と疲労で胸郭の柔軟性が低下する。 さらに、呼吸運動による酸素消費量が増大し、筋疲労が増すことでますます呼吸困難が増悪する。 呼吸補助筋群である「胸鎖乳突筋・斜角筋・小胸筋・僧帽筋・腹筋群」の疲労改善、緊張緩和を図ることは効果的である。 小胸筋上にある経穴は、「肺経の4:中府」「胃経の屋翳・膺窓・乳中」「脾経の胸郷・周栄」が該当する。正答は4である。 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 test