東洋医学臨床論(全570問)
高齢者の認知機能の評価法はどれか(27回)
解答:1
- 1.MMSE
- 2.バーセルインデックス
- 3.ロコモ度テスト
- 4.改訂PGCモラールスケール
解説:
- 1:MMSEは、認知症スクリーニング検査で、実施が容易で臨床的有用性が高いことから広く使用される。よって、正解は1。
- 2:バーセルインデックスは、基本的ADLの詐価で、食事、車椅子からベッドへの移動、整容など10項目からなり、自立度に応じて15・10・5・0点で採点する。
- 3:ロコモ度テストはロコモテイブシンドローム(運動器症候群)の評価で、立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25の3項目からなる。ロコモ25は、日常生活動作についての25の質問を5段階の選択肢から答えるものでロコモ度を判定する。
- 4:改訂PGCモラール・スケールは、心理的動揺、老いに対する態度、孤独感・不満足感を測定し、主観的QOLを評価する。モラール(morale)とは気力、士気のことであり、高齢者の研究に導入され、満足感や自らの居場所があることを感じているかなどの概念となった。