東洋医学臨床論(全570問)
スポーツ障害と局所施術の対象となる筋の組合せで正しいのはどれか(26回)
解答:1
- 1.テニス肘―短橈側手根伸筋
- 2.ジャンパー膝―大腿筋膜張筋
- 3.シンスプリントー腓腹筋
- 4.フリクションシンドロームー前脛骨筋
解説:
- 1:テニス肘の病態は上腕骨外側上顆炎であり、前腕伸筋群が集中して起始する上腕骨外側上顆の炎症である。短橈側手根伸筋は前腕伸筋群の一つなので、この組合せが正解。
- 2:ジャンパー膝の病態は膝蓋靭帯炎であり、施術対象となるのは大腿四頭筋および膝擬靭帯である。
- 3:シンスプリントの病態は、脛骨過労性骨膜炎で障害を受けやすい筋として下腿骨間膜後面に起始を持つ後脛骨筋がある。
- 4:フリクションシンドロームは一般に腸脛靭帯炎(ランナー膝)を指すことが多く、施術部位としては腸脛靭帯が用いられる。