解説:
卵巣周期は卵胞期、排卵、黄体期よりなる。
卵胞期に卵胞が成長・成熟し、下垂体前葉からの黄体形成ホルモンの作用で卵胞から卵子が放出される排卵が生じ、4:卵子が抜けた後の卵胞から黄体が形成される。
卵胞からは卵胞ホルモン(エストロジェン)が、黄体からは黄体ホルモン(プロジェステロン)とエストロジェンが分泌される。
- 1:卵胞の成長・成熟を促す卵胞刺激ホルモンは、下垂体前葉から分泌される。
- 2:乳腺の発達や乳汁の産生・分泌を促す、プロラクチンも下垂体前葉から分泌される。
- 3:卵巣は固有卵巣索と呼ばれる短い線維索によって子宮底の外側角につなぎとめられているが、管で直接つながっているわけではない。