臨床医学各論(全470問) 腰部脊柱管狭窄症の治療で最も適切なのはどれか(28回) 膀胱直腸障害は間欠的治療の適応である 片側性の下肢痛は保存的治療では改善しにくい 会陰部の異常感覚は保存的治療で改善しやすい 手術は脊椎固定術を要することが多い 前の問題 次の問題 解答:1 1.膀胱直腸障害は間欠的治療の適応である 2.片側性の下肢痛は保存的治療では改善しにくい 3.会陰部の異常感覚は保存的治療で改善しやすい 4.手術は脊椎固定術を要することが多い 解説: 腰部脊柱管狭窄症は脊柱管を構成する組織の変性により脊柱管及び椎間孔が狭くなった状態をいい、狭窄の形態により馬尾型・神経根型・混合型に分けられる。 間欠跛行のほか、馬尾型は「両側性の下肢症状・会陰部症状(痛み・異常感覚)」が特徴であり、重篤化すると膀胱直腸障害(排尿・排便障害)を認めることもある。 保存的治療で改善しないケースも多く、間欠的治療(手術療法)として除圧術などが主に選択される。 腰椎すべり症や側弯症などによる腰椎の不安定性を呈する場合には、固定術が行われる場合もある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test