次の文で示す患者の病証の治療方針として最も適切なのはどれか（２８回）

解説：

心脾両虚の症例である。心血虚と脾気虚が合したものであり、不眠、健忘などの心の症状と、泥状便、むくみなど、痰湿の停滞を呈する脾の症状が混在する。

血虚タイプの高血圧は、血の循環量が低下するため、行き渡らせるために血圧が上がる。

血虚がすすむと血だけでなく津液も不足となり、熱証が生じる。熱では紅舌、脈数となり、湿では胖大舌、濡数がみられる。

熱とともに湿を除き、脾の運化機能を改善させる必要がある。