臨床医学各論(全470問) 失神を最もきたしやすいのはどれか(30回) 僧帽弁狭窄症 僧帽弁閉鎖不全症 大動脈弁狭窄症 大動脈弁閉鎖不全症 前の問題 次の問題 解答:3 1.僧帽弁狭窄症 2.僧帽弁閉鎖不全症 3.大動脈弁狭窄症 4.大動脈弁閉鎖不全症 解説: 「3:大動脈弁狭窄症」では、重症になると失神、狭心痛(胸痛)、呼吸困難が生じる。 その他の選択肢は以下の通り。 「1:僧帽弁狭窄症」では、労作性呼吸困難、動悸、喀血、血疾、嗄声などがみられ、進行すると、夜間発作性呼吸困難、起坐呼吸などが生じる。 「2:僧帽弁閉鎖不全症」では、易疲労性、労作性呼吸困難、動悸などが出現する。 「4:大動脈弁閉鎖不全症」では、大動脈から左室への逆流が起こるものであり、収縮期血圧の上昇、拡張期血圧の低下、脈圧の増大がみられる。拡張期血圧は上昇ではない。 ただし、1・2・4疾患も、重症例では心拍出漁の低下により意識障害をきたすことがある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 第30回あまし test