解剖学(全329問) 受精と発生について正しいのはどれか(24回) 受精は卵管膨大部で起こる 受精と同時に透明帯は消失する 桑実胚の状態で着床する 胎盤で母体と胎児の血液が混ざり合う 前の問題 次の問題 解答:1 1.受精は卵管膨大部で起こる 2.受精と同時に透明帯は消失する 3.桑実胚の状態で着床する 4.胎盤で母体と胎児の血液が混ざり合う 解説: 排卵により卵母細胞は腹腔へ放出される。卵管采によって卵母細胞は卵管に導かれ、ゆっくりと進む。減数分裂によって卵子となった後、1:卵管膨大部で受精する。 2:透明帯は卵子の細胞膜を取り巻く糖タンパクである。受精後も透明帯は残り、卵管膨大部から子宮へ移動する際、卵管の壁に付着するのを防ぐ。子宮まで到達する間に受精卵は胚盤胞となり、透明帯は破れる。 3:桑実胚は発生の初期にみられる状態で、細胞数が16個もしくは32個の状態を指す。 ※胚盤胞の状態で着床する。 4:胎盤では、母体と胎児の血液が混ざることはない。母体の動脈血は胎盤の絨毛間腔に流れ込む。一方、胎児の静脈血は絨毛の毛細血管に達する。絨毛間腔の動脈血と絨毛の毛細血管の間でガスおよび物質交換を行う。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 解剖学 test