解説:
刷子緑膜側にはグルコースとNa+の共輸送体があり、これによってNa+が濃度勾配に従って細胞内に輸送されるのと同時に、グルコースが上皮細胞内に輸送される。
細胞内のNa+は基底側にNaポンプによって能動的に汲みだされているので、4:グルコースの吸収は二次性能動輸送となる。
小腸腔内のほとんどが能動的、一部が受動的に吸収されると、管腔内と小腸上皮細胞の浸透差が増加し、1:水が受動的に吸収される。
3:塩化物イオン(Cl-)もNa+の吸収に伴って受動的に吸収される。胆汁酸によって形成されたミセルによって刷子緑膜に到達した2:脂肪酸は、細胞膜を拡散によって受動的に通過して吸収される。