解説:
1:麻疹は麻疹ウイルスの感染によって1~5歳児に発症し、カタル症状、発熱、発疹を主徴とする。まれに罹患数年後に亜急性硬化性全脳炎を発症することがある。
2:水痘は、水痘一帯水庖疹ウイルスの感染後2週間くらいで発症し、躯幹や顔面に発疹が出現する。口唇へルペスは単純へルペスウイルスの感染によるので適切でない。
3:風疹は風疹ウイルスの感染により主に小児期から思春期に発症する。妊娠初期、ことに妊娠3カ月以内に感染すると、胎盤を介して胎児に感染して奇形が起こることがあるので、先天性奇形は併発症である。
4:流行性耳下腺炎はムンプスウイルス感染による疾患であり、合併症として無菌性髄膜炎、睾丸炎、卵巣炎などを併発することがある。