臨床医学各論(全470問) 二次性高血圧の原因となる疾患はどれか(18回) ギラン・バレー症候群 ダンピング症候群 上大静脈症候群 大動脈炎症候群 前の問題 次の問題 解答:4 1.ギラン・バレー症候群 2.ダンピング症候群 3.上大静脈症候群 4.大動脈炎症候群 解説: 1:ギラン・バレー症候群では、急激な四肢脱力、顔面麻痺を生ずるが、高血圧は起こらない。 2:ダンピング症候群では、胃切除あるいは胃腸吻合術後に、摂取した食物が空腸内に墜落することによって、食後10~30分で腹部膨満感、悪心、嘔吐、下痢、腹鳴、鼓腸等の胃腸症状や血管運動症状が起こるが、高血圧は起こらない。 3:上大静脈症候群は、上大静脈の閉塞により静脈還流障害をきたしたものであるが、高血圧は起こらない。 4:大動脈炎症候群は、大動脈の炎症により搬痕収縮が起こって狭窄やその前後の拡張をきたすものであり、腎血管性の二次性高血圧の原因となる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test