臨床医学各論(全470問) 潰瘍性大腸炎で正しいのはどれか(17回) 回盲部に好発する 大量の水様性下痢をみる 家族性に発症する 大腸癌の危険因子である 前の問題 次の問題 解答:4 1.回盲部に好発する 2.大量の水様性下痢をみる 3.家族性に発症する 4.大腸癌の危険因子である 解説: 潰瘍性大腸炎は、若年成人に好発し、大腸に潰瘍やびらんができる原因不明の疾患であり、特定疾患に指定されている。病変は直腸から連続的に、上行性に拡がり、最大で結腸全体にまで広がる。 4:大腸癌の合併頻度が高く、大腸癌の危険因子であるので正しい。 その他の選択肢は以下の通り。 1:回盲部に好発するのではない。 2:症状は、粘血便、下痢、腹痛、発熱などがみられる。下痢は粘性あるいは血性である。 3:原因は不明であるが、腸内細菌の関与や自己免疫反応の異常、あるいは食生活の変化の関与などが考えられている。家族性に発症するのではない。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test