リハ医学(全238問) 脳性麻痺を疑う根拠として誤っている記述はどれか(16回) 超低出生体重児である 新生児期に重症黄疸を認める 頸定(首のすわり)が生後6か月目に始まる びっくり反射(モロー反射)が生後3か月でみられる 前の問題 次の問題 解答:4 1.超低出生体重児である 2.新生児期に重症黄疸を認める 3.頸定(首のすわり)が生後6か月目に始まる 4.びっくり反射(モロー反射)が生後3か月でみられる 解説: 脳性麻痺の原因は、発生時期から、胎生期、周生期、出生後に分けられる。 近年、周産期医療の進歩により、脳性麻痺の発生頻度は減少している。 2,000g未満の未熟児(特に1,500g未満の極低出生体重児、1,000g未満の超低出生体重児)は、胎児仮死、呼吸窮迫症候群、妊娠中毒症、低血糖症、敗血症、頭蓋内出血などを伴いやすく、脳性麻痺の素因を伴うと考えられる。 ほかに、新生児仮死、新生児黄疸などによる低酸素血症、高ビリルビン血症、脳梗塞、脳出血が挙げられる。 正常では、首のすわりは3か月で可能。モロー反射は原始反射で、正常発達では4~6か月頃になれば消失してくるが、脳性麻痺では、それ以後も残存する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - リハ医学 test