病理学(2:鍼灸版)(全154問) 急性炎症の際、好中球が血管外に遊走するのに必要な要件でないのはどれか(10回) 細胞接着分子の活性化 血栓の形成 血流の減速 サイトカインの放出 次の問題 解答:2 1.細胞接着分子の活性化 2.血栓の形成 3.血流の減速 4.サイトカインの放出 解説: 急性炎症では、局所の血流が遅くなり(血流の減速)、血中の白血球は血管内皮に接着(細胞接着分子の活性化)して、内皮細胞間を通過して血管外へと遊走する。 また、好中球の遊走と傷害部位への浸潤は、好中球を炎症巣に誘い出すものとがある。 この現象には、サイトカインが局所へ放出される必要がある。 一方、血栓の形成は、血管内におけるフイブリンなどの凝集であり、好中球が血管外へ遊走するための必要な要件ではない。 次の問題 基礎科目 - 病理学(2:鍼灸版) test