臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 肋間神経ブロック後に突然の咳、胸痛、呼吸困難を生じた。最も考えられるのはどれか(15回) 気胸 気管支喘息発作 急性心筋梗塞 解離性大動脈瘤破裂 前の問題 次の問題 解答:1 1.気胸 2.気管支喘息発作 3.急性心筋梗塞 4.解離性大動脈瘤破裂 解説: 1:気胸には自然気胸と外傷性気胸があり、自然気胸はさらに一次性(原発性)と二次性(症候性)に分けられる。外傷性気胸は、肋骨骨折を伴う胸部外傷あるいは注射針や鍼の刺入による損傷などで起こるので、肋間神経ブロック後に起こったこの症状は気胸による可能性が高い。 2:気管支喘息では、喘鳴を伴う呼吸困難を起こすが、突然の胸痛はみられない。 3:急性心筋梗塞は心筋血管の閉塞が原因であり、肋間神経ブロック後に起こるのではない。 4:解離性大動脈瘤破裂が肋間神経ブロック後に起こることは考えにくい。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test