臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 過換気症候群の症状とその病態との組合せで誤っているのはどれか(11回) 呼吸困難一動脈血二酸化炭素分圧の低下 失神発作一脳血流量の増加 テタニー症状一血中カルシウム低下 手足のしびれ- アルカローシス 前の問題 次の問題 解答:2 1.呼吸困難一動脈血二酸化炭素分圧の低下 2.失神発作一脳血流量の増加 3.テタニー症状一血中カルシウム低下 4.手足のしびれ- アルカローシス 解説: 1:過換気症候群は、心理的、情緒的な不安定が原因となって発作性の呼吸困難を伴う過度の換気が起こる。炭酸ガスが産生量を越えて過剰に排泄されるために動脈血中の炭酸ガス(二酸化炭素)の分圧(PaCO2)が低下し、呼吸性アルカローシスになる。 2:動脈血二酸化炭素分圧の低下による脳血流通減少により酸素供給が不足するので、頭痛、めまい、耳鳴り、時には失神発作などが起こる。脳血流量は増加ではない。 3:テタニー症状やけいれんが、血中のイオン化カルシウム濃度の低下によって起こる。 4:手足のしびれや口の周囲のしびれ、動悸などもアルカローシスにより起こることがある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test