解説:
関節リウマチ(RA)では、PIP関節(近位指節間関節)の過伸展とDIP関節(遠位指節間関節)の屈曲位を呈する1:スワンネック変形(swan-neck deformity)、逆にPIP関節の屈曲、DIP関節の伸展位を呈する2:ボタン穴変形(boutonniere debrmity)、MP関節が尺側に屈曲する4:尺側偏位、槌指(ハンマー指)、槌母指(ハンマー母指)、母指のZ変形(逆スワンネック変形)などが起こる。
3:デュピュイトレン拘縮は、手掌筋膜の炎症による肥厚、短縮にもとづく指の屈曲拘縮であり、反復性の外傷による説や遺伝説、神経異常説などがあり、また、アルコール性肝硬変でみられることも多いが、関節リウマチではみられない。