臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 外傷性脱臼について正しい記述はどれか(11回) 整復後直ちに運動を開始する 頻度の高いのは肩関節である 腫脹が治まってから整復する 肘関節脱臼では血管損傷を合併することが多い 前の問題 次の問題 解答:2 1.整復後直ちに運動を開始する 2.頻度の高いのは肩関節である 3.腫脹が治まってから整復する 4.肘関節脱臼では血管損傷を合併することが多い 解説: 1:外傷性脱臼は、外力によってその関節の生理的可動域を越えた運動が強制され、関節面の生理的相互関係が失われたものであり、関節包や靭帯の損傷を伴っている。整復後は一定期間固定し局所の安静を保つ必要がある。運動を行うと損傷が増悪するので良くない。 2:肩関節は関節窩が浅く、関節包が緩いので、外傷性脱臼、とくに前方脱臼が起こりやすく、指の関節以外の外傷性脱臼では最も頻度が高い。 3:整復は速やかに行わなければならず、腫脹が治まってからではない。 4:肘関節の周囲は血管、神経が通っているが、脱臼のみでは、血管の損傷を合併することは多くない。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test