解説:
内耳神経(第8脳神経)は、橋と延髄の境より起こり、前庭神経と2:蝸牛神経からなる。
蝸牛神経は内耳の蝸牛内部でラセン神経節をつくり、ラセン管にある4:ラセン器(コルチ器)に分布して聴覚の伝達にかかわる。
3:鼓室は中耳の主部であり、鼓膜の内側で側頭骨の錐体内部にある狭い腔と、この腔と咽頭を連絡する耳管よりなる。鼓室内には耳小骨があり、耳小骨が鼓膜の振動を内耳に伝える。
1:耳神経節は副交感性の神経節で、卵円孔の直下で下顎神経の内側にある。
耳神経節には舌咽神経(第9脳神経)の副交感性神経線維が入っており、耳神経節でニューロンを交代して耳下腺に分布する。