解説:
蝶形骨は頭蓋底の中央にあり、前方は前頭骨、篩骨、頬骨、上顎骨と鋤骨、後外方および外方には側頭骨、さらに外上方には頭頂骨、後方には後頭骨が位置する。
名称としては骨体から左右に一対の大翼と小翼が伸び、下方には翼状突起が伸びる。
この大翼と小翼の間に2:上眼窩裂があり、小翼の基部には1:視神経管がある。
大翼には正円孔、4:卵円孔、棘孔と並ぶ。
その他に骨体上面には馬の鞍の様な浅いへこみがあり、トルコ鞍と呼ばれる。
3:内耳孔は、側頭骨の岩様部で前内方に向かって水平に突出する錐体の後面中央にある孔で、顔面神経、中間神経、内耳神経、迷路動静脈が通る。