上大静脈に直接注ぐ静脈はどれか(１５回)

解説：

上大静脈に直接注ぐのは、2：奇静脈である。

奇静脈は肋間静脈を受け入れる血管で、上行腰静脈に始まり横隔膜腰椎部の右脚の裂孔より胸腔に入る。

胸椎の椎体前面を上り第3胸椎の高さで前方に曲がり、右気管支の上を越えて上大静脈に流入する。

その他の選択肢は以下の通り。

• 1：門脈は、胃腸、膵臓、脾臓からの静脈血を肝臓に流入させる血管である。
• 3：肝静脈は、肝臓よりの静脈血を下大静脈に流入させる血管である。
• 4：肺静脈は、肺でガス交換された動脈血を心臓の左心房に流入させる血管である。