東洋医学臨床論(全570問) 次の文で示す患者に対し、施術対象の筋として最も適切なのはどれか(19回) 「右の肩外兪付近のこり感が強い。首を左に側屈すると右の首の付け根から肩甲骨上角にかけて伸長痛がある。」 肩甲挙筋 大菱形筋 棘上筋 小円筋 前の問題 次の問題 解答:1 1.肩甲挙筋 2.大菱形筋 3.棘上筋 4.小円筋 解説: 筋の走行に関する設問である。肩外兪付近のこり感があり、首を左に屈曲したときに右の首の付け根から肩甲骨上角にかけて伸張痛があるということから、この部と一致するのは、2:大菱形筋ではなく小菱形筋と考えられる。1:肩甲挙筋は上角は一致するも、首の付け根ではなく第1~4頚椎棘突起に付着しており、側頚部の牽引痛が出やすい。3:棘上筋は肩甲骨の上部にあり、頚部とは関連しない。4:小円筋は肩関節後面にあり頚部とは関連しない。強いて挙げれば1:肩甲挙筋であるが、不適切と思われる。 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 test