東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 次の文で示す患者の病証に対し、難経六十九難に基づき補法を行う経穴はどれか(13回) 「40歳の女性の寒がり、くしゃみがよく出る。話すのがおっくうで声に力がない。舌質淡。脈弱。」 曲泉 大都 太淵 少衝 前の問題 次の問題 解答:3 1.曲泉 2.大都 3.太淵 4.少衝 解説: 経絡治療による証立てと治穴に関する設問である。 寒がりや悪寒は肺と関連するので、くしゃみは肺の病証である。話すのがおっくうというのも、肺(気)虚の症状である。肺虚の場合には「虚すればその母を補う」と難経六十九難にあるように、肺の母は脾経であることから、母の経の母の穴、つまり脾土経の土穴:太白と、子である肺金経の母の穴(土穴):太淵の2穴が治療穴となる。 したがって、答えは3:「太淵」である。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test