生理学(全297問) 脳循環の特徴で誤っている記述はどれか(15回) 血流量を一定に調節する機構がある 冠状循環に比べ多くの血液供給を受ける 血中の二酸化炭素の増加により血流量が減少する 毛細血管には血液一脳関門がある 前の問題 次の問題 解答:3 1.血流量を一定に調節する機構がある 2.冠状循環に比べ多くの血液供給を受ける 3.血中の二酸化炭素の増加により血流量が減少する 4.毛細血管には血液一脳関門がある 解説: 1、2、3:脳の重量は体重の約2%だが、心拍出量の約15%(冠状循環の約3倍)に相当する血液が内頚動脈と椎骨動脈から供給される。脳の細い動脈は、CO2の増加により拡張する(血流量の増加)。脳血管は自己調節作用が顕著であり、脳血流量を一定に調節する機構が非常に発達している。 4:毛細血管の内皮細胞間隙は非常に狭く、物質に対する透過性には選択性がある。これを血液脳関門という。脳内への有害物質が作用することを防ぐのに役立っている。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 生理学 test