東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問)
直刺で刺鍼する場合、気胸を起こす危険性が最も高い経穴はどれか(20回)
解答:4
- 1.曲垣
- 2.臑兪
- 3.定喘
- 4.魄戸
解説:
経穴部位の解剖学的な位置に関する設問である。
- 1:曲垣は肩甲棘内端の陥凹部にあり、深刺すると肩甲棘に当たることから、誤り。
- 2:臑兪は腋窩横紋後端の上方で肩甲棘下方にあり、肺とは関連しないことから、誤り。
- 3:定喘は第7頚椎棘突起と第1胸椎棘突起間の外方5分にあるが、肺とは関連しないことから、誤り。
- 4:魄戸は第3胸椎棘突起下縁の高さの外方3寸にあり、深部には肺が位置していることから、これが答えである。