解説:
4:第2~第4仙骨神経には、側角から出た副交感性の節前線維が混じる。このニューロンが骨盤内臓神経となり、直腸や膀胱、生殖器などに分布し、排泄や生殖の自律神経支配を行う。
1:解剖学的肢位において、坐骨の後方(背側)にあるのは殿筋群である。膀胱は恥骨の後方に位置する。
2:膀胱と腹膜の関係において、腹膜は膀胱の上面のみを覆う(膀胱は半腹膜内器官である)。腹膜は膀胱と後方にある臓器との間で反転し、男性では膀胱直腸窩、女性では膀胱子宮窩を作る。
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3:膀胱頂(膀胱尖)は膀胱の前部にあって、三角錐のような形状をした膀胱の頂点に相当する。膀胱頂からは結合組織の束が伸び、臍につながる(正中臍索)。
尿管が開口するのは膀胱の後部で、内尿道口と左右の尿管口で膀胱三角を形成する。