解剖学(2:鍼灸版)(全322問) 硬膜について正しいのはどれか(23回) 硬膜は2葉からなる 小脳鎌は大脳と小脳の境となる 硬膜静脈洞は硬膜の内側に形成される 硬膜外腔は脳脊髄液により満たされる 前の問題 次の問題 解答:1 1.硬膜は2葉からなる 2.小脳鎌は大脳と小脳の境となる 3.硬膜静脈洞は硬膜の内側に形成される 4.硬膜外腔は脳脊髄液により満たされる 解説: 硬膜は強靭な結合組織によって作られる厚い膜で、クモ膜、軟膜とともに髄膜を構成する。 1:硬膜は2葉からなっており、外葉は骨膜と癒着し頭蓋の内張りの役目を果たす。 3:2葉の硬膜の間に頭蓋内の静脈があり、硬膜静脈洞と呼ばれる。硬膜はほとんどの部分で外葉と内葉が癒着し、1枚の膜となる。ただし、大脳鎌(大脳縦裂に入り込んで左右の大脳半球を分ける)、2:小脳テント(大脳と小脳の境となる)、小脳鎌(左右の小脳半球を分ける)など、内葉が癒着してできる突出した板状構造が存在する。 4:脳脊髄液によって満たされるのはクモ膜の内側である。硬膜の外側は硬膜外腔、硬膜の内側でクモ膜との間は硬膜下腔と呼ばれる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 解剖学(2:鍼灸版) test