解剖学(2:鍼灸版)(全322問) 皮膚について正しいのはどれか(23回) 自由神経終末は侵害刺激を受容する 成人の右上肢は総面種の1/5を占める パチニ小体は真皮乳頭に存在する 表皮は有棘細胞の分裂によって増殖する 前の問題 次の問題 解答:1 1.自由神経終末は侵害刺激を受容する 2.成人の右上肢は総面種の1/5を占める 3.パチニ小体は真皮乳頭に存在する 4.表皮は有棘細胞の分裂によって増殖する 解説: 1:自由神経終末とは受容器を持たない神経線維の末端のことで、構造的に髄鞘が消失している。全身の皮膚に幅広く分布しており、痛みなどの侵害刺激に加え、触覚や温度の刺激を受容する。 2:成人の皮膚面積の概算には、熱傷面積の計測で用いられる手掌法が便利である。手掌法によれば、成人の右上肢の皮膚面積は9%である。 3:パチニ小体は卵形、長さ1mm程度、同心状の薄層を持つ感覚受容器で、表皮下層や皮下組織に分布する。真皮乳頭に分布が密集するのはマイスナー小体の特徴である。表皮は表層から角質層、透明層(手掌と足底のみ)、顆粒層、有棘層、基底層によって構成される。 4:表皮は基底層にある基底細胞の分裂によって増殖する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 解剖学(2:鍼灸版) test