病理学(2:鍼灸版)(全154問) 水腫の原因はどれか(23回) 毛細血管静水圧の低下 毛細血管透過性の低下 血漿膠質浸透圧の低下 血液凝固能の低下 前の問題 次の問題 解答:3 1.毛細血管静水圧の低下 2.毛細血管透過性の低下 3.血漿膠質浸透圧の低下 4.血液凝固能の低下 解説: 水腫(浮腫)とは、組織間液やリンパ液が細胞間隙や体腔内、または細胞内に異常に溜まった状態をいう。 その原因には次の4つがある。 1つ目が毛細血管透過性の亢進(炎症反応)、 2つ目が毛細血管内圧(静水圧)の上昇(うっ血)、 3つめが3:血漿膠質浸透圧の低下(低アルブミン血症、ネフローゼ症候群など)、 4つ目がリンパ管の閉塞(乳癌の手術で腋窩リンパ節切除、フィラリア症など)である。 また、血液凝固能に関連する病態として血栓形成がある。 その場合、血液凝固能の亢進(ネフローゼ症候群、手術、妊娠、多血症、脱水など)が血栓形成の原因となる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 病理学(2:鍼灸版) test