臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 感染症について正しい記述はどれか(20回) 大量の抗菌薬を投与しないと日和見感染が起こる メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は院内感染の原因になる 腸管病原性大腸菌で起こる感染症を菌交代症という 生命に対する危険度が最も高いものは5類感染症に分類される 前の問題 次の問題 解答:2 1.大量の抗菌薬を投与しないと日和見感染が起こる 2.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は院内感染の原因になる 3.腸管病原性大腸菌で起こる感染症を菌交代症という 4.生命に対する危険度が最も高いものは5類感染症に分類される 解説: 2:院内感染とは、病院内で発生した微生物が入院患者などに感染して発病することをいい、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌は院内感染の原因になるので正しい。 1:日和見感染とは、癌や糖尿病で免疫能などの感染防御能が低下したために起こる、本来は感染力の弱い真菌などの微生物による感染をいう。 3:菌交代症とは、腸管病原性大腸菌で起こる感染症ではない。感染症に対する大量の抗菌薬が投与された結果、投与された抗菌薬に感受性のない常在菌などが増殖して新たな感染症を引き起こすことをいう。 4:生命に対する危険度が最も高いものは1類感染症に分類され、エポラ出血熱、痘瘡、ペストなど7疾患がある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test