臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 気胸について正しい記述はどれか(21回) 突然嗄声が出現する 肥満は危険因子である 自然気胸は成人女性に多い 緊張性気胸は緊急処置が必要となる 前の問題 次の問題 解答:4 1.突然嗄声が出現する 2.肥満は危険因子である 3.自然気胸は成人女性に多い 4.緊張性気胸は緊急処置が必要となる 解説: 気胸は、肺胞、肺胸膜、嚢胞などの損傷によって空気が胸膜腔や縦隔に漏れ出し、肺や心臓を圧迫するために、突然の胸痛、乾性咳嗽、呼吸困難の3徴候のほかに、息切れ、動悸などを生じるものである。 4:緊張性気胸は、患側胸腔内上が異常に上昇し、患側肺虚脱、横隔膜低位、健側への縦隔偏位、静脈還流障害による心拍出力低下をきたしているものであり、胸腔ドレナージの緊急処置が必要となるので正しい。 1:咳や息切れが起こるが、突然嗄声が出現することはない。 2:喫煙、大気汚染、有毒物質の吸入、咳の頻発などが危険因子となるが、肥満は危険因子ではない。 3:自然気胸は成人女性に多いのではなく、若い男性に多い。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test