臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 関節疾患について正しいのはどれか(22回) 関節拘縮の原因は関節包内の骨・軟骨にある 変形性関節症は退行変性である 関節リウマチの原因は細菌である 関節強直の原因は関節包外の軟部組織にある 前の問題 次の問題 解答:2 1.関節拘縮の原因は関節包内の骨・軟骨にある 2.変形性関節症は退行変性である 3.関節リウマチの原因は細菌である 4.関節強直の原因は関節包外の軟部組織にある 解説: 2:変形性関節症は退行変性であり、関節軟骨の変性や摩耗に始まり、軟骨の破壊と骨の増殖が起こり、次第に関節が形態的変化をきたして変形する疾患である。運動痛、運動制限、変形、関節液貯留による腫脹などがみられる。 1:関節拘縮の原因は関節包内の骨・軟骨にあるのではなく、関節包外の靭帯などの軟部組織にある。 3:関節リウマチの原因は不明であるが、自己免疫疾患と考えられており、細菌ではない。関節リウマチは女性に多く、症状としては朝の手のこわばり、多発性、対称性の関節腫脹・発赤・疼痛、変形、強直などの関節症状、およびレイノー現象、心障害などの心血管症状、関節周囲伸側の皮下結節などがみられる。 4:関節強直の原因は、関節包外の軟部組織にあるのではなく、関節包内の骨・軟骨にある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test